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アートコミュニケーションが発行するMahoroba(まほろば)の制作日誌です。
2024年11月02日 (Sat)
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2010年09月27日 (Mon)
今日は雨の中、足立区の方で取材でした。
「篠笛」いわゆる日本の伝統的な笛、竹笛を
現在も変わらぬ方法で作り続ける、大塚竹管楽器さんにお邪魔させていただきました。

笛といえば、リコーダー
くらいしか触れたことのないわたし。
音楽的教養の乏しさから、篠笛というものが西洋の音階とはまったく別の音質をもっていること
吹く人の指使いは、その地域・「むら」にしかない独自の文化があるということ
などを知り、驚きました。

今日常生活で馴染みのない
「日本の楽器・音」は、「日本の民話」と同じくらい
奥深く、地域のバリエーションが多いのです。

今、篠笛が聞こえる場所といえば
祭り、民謡、歌舞伎など
特別な場所に行かないといけませんが
本当は、もっともっと日本各地で聞こえるべき素晴らしい音。
画一的なリズムや強弱のないメロディに慣れていると
篠笛の複雑な音、百人いれば百通りに形容されそうな幅広い情緒をもった音
にひきつけられます。
人がいるから祭りがある
祭りがあるから音がある
日本の伝統楽器にとって今は危機的状況のようですが
必要とする人がいる限り、作り続ける
と大塚竹菅楽器のご主人・大塚義政さんは語っていました。

日本の伝統楽器、頑張れ!
Mahoroba』が今後も取り上げるべきものがうっすら見えた気がしました。

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