里山が切り崩されたとき by T

「中国が世界第二位の経済大国となる」
と騒がれ出したと思ったら
すでに追い越され
どんどんどんどん勢いを増しているわけで
あとで歴史を振り返ると
「あの時～ああなった」
と簡単に言えるのかもしれませんが
その渦中にいると
その移り行く形は
自分の身近なものが具体的にどう変化していっているか
観察しないことにはなかなか実感できないようです。

“高度成長期”と呼ばれるものがどんなものだったか
その後の記述や映像などでしか知りえませんが
日本の里山風景“まほろば”も
そんな突発的な勢いと気合に満ちた流れのもと
どんどんと切り崩されていったのだろうと思います。
いずれにせよ
人間が能力を過信して妙に“浮かれる”ときというのは
後々振り返ると用心が必要ですね。