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アートコミュニケーションが発行するMahoroba(まほろば)の制作日誌です。
2024年11月02日 (Sat)
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2010年08月31日 (Tue)
夏の終わりのはずですが、日中の日差しは弱まるどころかさらに強くなったように感じる8月31日です。
明日から学校・・・・・・と憂鬱な気持ちでいる子どもたちにとっては
この夕暮の時間帯が一番感傷を伴うのではないでしょうか。

Mahoroba』で「まほろばとはどこか?」を語り合う対談において
古き都・大和の奈良がやはり一番まほろばに近い、と語る方と
田舎風景がそのまま残る場所としてのイメージが強い東北がまほろばだ、とおっしゃる方の
二大勢力が出来上がっています。
もちろん、自分のふるさとが一番のまほろばだ、という方も多いです。

もっと多くの方に統計をとってみるとまた違った結果になるのかもしれませんが
俳人・歌人が選ぶ“まほろば”というのは
奈良と東北地方が多いのはなぜでしょうね。

私見ですが、“まほろば”という言葉を聞いて思い出すのは
なぜか朝でも昼でも夜でもなく、
太陽が西に沈む夕暮れ時の風景なのです。
よくある奈良の観光用の写真なんかで、夕暮れ時のオレンジ色に染まった寺の写真が多いのも理由かもしれませんが。
なので、推測すると奈良や東北に感じる“まほろば”は、過ぎ去ったものへの感傷ではないかと思うわけです。
1日の終わりや、かつて都、日本人の温厚さ辛抱強さであるとか・・・・・・。
かなりずさんな推測ですが、夕暮れと夏の終わりを暦の上で感じながらふと思いました。


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