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アートコミュニケーションが発行するMahoroba(まほろば)の制作日誌です。
2024年11月02日 (Sat)
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2010年11月01日 (Mon)
先日、お地蔵様と実家の思い出などを書きましたが、本日、『Mahoroba5号』で取材をさせて頂いた会津の鳥追観音・如法寺のご住職さまよりとてもためになるお話をお聞きしたので、「お地蔵様2」として紹介します。

「お地蔵様の姿は、丸坊主で衣と袈裟を身に纏い、錫杖を突いて、托鉢修行の僧侶と同じです。他の仏様とは違っています。これは、常に私達の近くに居て、何か用事があれば直ぐに駆け付けて来て助けて下さるという、お地蔵様のご誓願をその姿に表わして居るのです。ですから、昔から日本人は、道端や辻に石の地蔵様を祀り、常に参拝し祈願して来ました。とても親しみのある生活に無くてはならない存在なのです。又、六地蔵様とは、我らの心の世界を、上下六段階に分けて、それぞれの世界で迷える人々の為に、六人の担当者の地蔵様が作られました。賢い人から愚かな人まで、人は様々ですから、六地蔵様の仕事は、それぞれに忙しく困難なものだと拝察出来ます。しかし、慈悲の心で辛抱強く、人々を導いて下さるお地蔵様は、本当に有難い存在だと思います。地蔵様巡りの心得は、自分自身も慈悲心と忍耐とを持って、他に優しく接して巡ることが大切です。すると、巡礼の途中で、必ず有難い経験をすることがあるのです」

お地蔵様が並ぶ姿を見れば、可愛らしいお姿だなぁなんていう感想をつい持ってしまいますが、こういうお話を聞くと、感謝の気持ちが増しますね。丁寧に教えてくださったご住職様にも感謝です。



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