『感想』by Y

映画『人間失格』試写会のご報告です。

太宰治の最高傑作が映画化された作品ですが、まず、「良い作品だったなぁ」という感想です。なにより、主演の生田斗真さんが、酒や女に翻弄され苦悩する難しい役どころを見事に演じきっていました。原作の台詞が忠実に再現されている場面も多いのですが、原作には登場しない詩人・中原中也が登場したり、新たな映像美の世界が作られていたり、色んな角度から楽しむことが出来る作品でした。個人的には、原作とは違う果物にすりかえられているあるシーンが印象深かったです。

公開は、2010年2月20日（土）になります。

原作の台詞を暗記するぐらい読んでから映画を観るのも面白いと思います。是非、はやる気持ちを小説で抑えつつ、公開をお楽しみにして下さい！